37歳独身女のつぶやき

日々の思いついたことや愚痴や日記です。

MISIAの歌が伝えてくれたお父さんの言葉

朝起きて、

なんだかMISIAが聞きたくて「逢いたくていま」を聞いていたら

また父のことを思いだし泣いてしまった

「なんで今になってまたこんなに泣いてるのかわからない」

と思いながら、ワンワン泣いてた

「なんで死んじゃったの?」

「これから親孝行してこれまでの溝埋めてこうって思ってたのに」などといつものように思いながら

そしたらお父さんが

子供の頃言ってたみたいに

「かんにんや、かんにんや」

って頭を撫でながら謝ってるような気がした

(抱き締めないところがお父さんっぽい)

「私はずっとこうやってお父さんの前で大泣きしたかった

お父さんの子供になりたかった

私の中ではずっと私はお父さんの子供になれてなかった

だから男の人にもどうやって内面を表せばいいかわからないしうまく付き合えない!

お父さんのせいだ!」

って思いながら。

お父さんはすまなそうに謝るばかりだった。

辛い思いさせてたことに心を痛めているようだった。

曲が変わり「アイノカタチ」が流れ出した。

「ここからはお父さんのメッセージかもしれない」

なんとなくそう思いながら聞いてた。

 「大好き」って歌詞が何回も流れてくる。

「親が実の子を可愛いとおもわんわけがないやろ」

昔そう言ってたことを思い出した。

「あぁ、そうか、私は、お父さんが死んでいなくなったのにいまだに愛されようってしてたんだ。

愛される為に親孝行しようとしてたのに、

お父さんが死んじゃってそのチャンスも奪われた」って泣いてたんだ。

「お父さんに愛されれば自分が変わるんじゃないか、未来も変えられるんじゃないか」って思ってたんだ。

そんな自分に衝撃だった

でもお父さんが言ってきたことは

「大好きだよ」ってことばかり。

私が愛されようとしなくても、

すでに愛されてたんだってこと。

なにかあちらの世界での理由があって、

こうなっていたこと。

「可愛い娘にそんな辛い思いなんてさせたくなかった」

そういった悲しみが伝わってきた。

嬉しかった。

愛されてたんだ。

でもどこかで「本当に?妄想だったりして。たまたまその曲が流れただけかも」

って疑ってた。

でも停止を押したわけでもないのに曲の再生がそこで止まった。

いつもなら順番に再生されてるのに。

たぶん、

本当なんだよって言いたいんだと思う。

そのあと、

小さな男の子の幻覚が見えた。

はしゃいで私の足に抱きついてくる。

「自分の子がいるってこんなに幸せなことなんだ」

幸せな感情と愛情が川の流れのように穏やかにスルスルと溢れてきてた。

親子ってそれだけでお互いを大事に思い合ってるんだなって。

「もし子供を授かれたら、

お父さんにしてもらったことをその子にしてあげたいな。

お父さんがしてあげたかったことを私を通してその子にしてあげたいな。

私がしてほしかったことをいっぱいしてあげたいな。」

そう思ってた。

子供なんて欲しくない、

愛せる気がしない、

って思ってたのに。

うまく言えないけど、

父と私と息子と、

(なぜか息子って決まってる)

全部一緒になってキラキラした光の中に混ざってるかんじ。

父はあの世だし私はこの世だし息子はそれ以外のどこかなんだけど。

でもなぜか、

満面の笑みで「ママー」って呼ぶ姿が見える。

それは小さな頃の私のような気もするし、

小さい頃の父のような気もする。

父の愛情はいびつだった。

繊細で感受性の強い私には、

そのエネルギーが強烈で父の不安や苦しみのほうをより強く感じてしまった。

父もまた、

子供らしく過ごせない子供時代だったのだと思う。

貧しい農家で長男が可愛がられ末っ子の父はあんまり、、と聞いてる。

こういった父と私の宿命にどんな意味があるのかはわからない。

でも「父も私もなにも間違ってなかった」

って思いだけがある。

父の悪口ばかり聞かされた葬儀で

「子煩悩だったよね、

うちの子のこといつも可愛がってくれてて」って言っていた人がいる。

目に見えることだけが真実じゃない

ほんとうのことを見れる人になりたい