37歳独身女のつぶやき

日々の思いついたことや愚痴や日記です。

「喜んでもらいたい」

そんな思いが突然溢れてきて泣いてしまった。

誰かが幸せになれる瞬間にもっと立ち会いたい。

あれだけ長い間、

「他人に感謝されても嬉しくない。

接客なんてお金と引き換えに心をすり減らしてるだけ」

って思ってきてたのに。

接客から離れて8年間の間ずっとそう思ってきてたのに。

 

8年前の地震のせいで突然解雇にされて、

「お前はサービス業に向いてない」

そう突きつけられた気がして、

ポンコツなりに必死に頑張ってきた自分を守る為に「接客は嫌い」って思っていたのかもしれない、それはわからない。

 

でもあのとき、

ずっと閉じ込めていたものが一気に開いた感覚があった。

「私も誰かを幸せにしたいって思っていいんだ」って、ボロボロ涙が出た。

ずっとずっとそう思っていたのに、

「私はクビにされたんだから、

そんな私に出来るわけないんだからそんな風に思うなんて恥ずかしい、カッコ悪い」

知らない間に本当の気持ちを隠してたのだと思う。

 

私はクビになったとき、

接客から逃げたんだ。

「人に喜ばれたら嬉しい」って気持ち、最初から持ってないふりし始めたんだ。

 

体も壊して、心もストレスだらけで休みでも心は休まらなくて、

最初は楽しかったのにいつしか喜ばれても心の中では悪態ついてた

「忙しくて辛いのはいつもこっちばっかりだし。

あんたらお客はそりゃあ楽しいでしょーよ」

そう思ってる自分がだんだん嫌になり、

接客も嫌いになっていった。

 

「他人のために働きたくない」

「他人のために笑いたくない」

「私はどこにいるんだろう」

「私はいつ笑うんだろう」

「私はいつ心から笑えばいいんだろう」

 

そう思うようになった。

 

そして接客業はしなくなった。

自分の為だけに生きようって決めたから。

 

そう、

私は他人を喜ばせることで、

自分の価値を見出だしてたのだと思う。

 

他人に感謝されればそれだけ自分が価値ある人間に近づけた気がしてた。

 

でも頑張っても頑張っても失敗ばかりで

いつまでたっても自信なんてもてない。

くたびれるばかりで一向に幸せになれない。

その逆恨みにお客さんに悪態ついていた。

 

おかど違いだよね、、

 

私はお客さんからお金もらってるからサービスしてるのに、

お客さんから感謝まで引き出そうとして、

更に自分の心の隙間まで埋めようとしてたんだ。

 

私の働きぶりとお客さんの悦び度は比例しないのにね。

 

そのあとの恋愛でも根底に流れてるのは

 

「他人から愛されれば愛されるほど私は幸せである」

 

という法則

 

でもそれは、元カレとつきあってるときに「なんか違うんじゃない?」ってもう一人の自分が思いだしてきて、

その元カレがモラハラ化してようやく

 

「幸せって、誰かに与えてもらうものじゃなくて、

自分で自分にしてあげるものなんだ」とわかった